【奇跡のモアイ像と】戸倉地区・さわやか公園の風景【観光案内板】

【奇跡のモアイ像と】戸倉地区・さわやか公園の風景【観光案内板】

きのぷー

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みなさんこんぬづわー!

今日は戸倉地区の北西部・小涼(こすずみ)にあるさわやか公園の風景をご紹介します(^∀^)ノ

旧戸倉中学校(現・戸倉公民館)にも近いこの公園に、かつてモアイのレプリカが置かれていました。永久保存版です!

早速いってみましょう!(*> ᴗ •*)ゞ

さわやか公園のモアイ

2012年4月26日撮影

国道398号沿い(当時)にあるさわやか公園の東側にモアイのレプリカが設置されていました。

東西の入口にそれぞれ1体が設置されていたようですが、どちらも津波で胴体が損傷したものの、流失せずに耐え抜きました

モアイ像(東側・縦写真)
さわやか公園のモアイ像(東側・縦写真)2012年4月26日撮影
モアイ像(東側・横写真)
さわやか公園のモアイ像(東側・横写真)2012年4月26日撮影
モアイ像2(西側・縦写真)
さわやか公園のモアイ像(西側・縦写真)2012年4月26日撮影

2014年3月23日撮影

胴体を損傷しながらも大津波に耐えきったモアイ像が修復されていました

モアイ像(東側・縦写真)
さわやか公園のモアイ像(東側・縦写真)2014年3月23日撮影
モアイ像(東側・横写真)
さわやか公園のモアイ像(東側・横写真)2014年3月23日撮影
モアイ像(東側・正面)
さわやか公園のモアイ像(東側・正面)2014年3月23日撮影
モアイ像(東側・横向き)
さわやか公園のモアイ像(東側・横向き)2014年3月23日撮影
モアイ像(東側・背中)
さわやか公園のモアイ像(東側・背中)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・正面)
さわやか公園のモアイ像(西側・正面1)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・右斜め)
さわやか公園のモアイ像(西側・右斜め)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・左斜め)
さわやか公園のモアイ像(西側・左斜め)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・真横)
さわやか公園のモアイ像(西側・真横)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・背中)
さわやか公園のモアイ像(西側・背中)2014年3月23日撮影
モアイ像(西側・顔面アップ)
さわやか公園のモアイ像(西側・顔面ドアップ)2014年3月23日撮影

「モアイが渡ってきたまち! 志津川町!」案内文

「さわやか公園」の名前を刻んだ石碑の上に、志津川町とモアイ像のエピソードを記した案内板が設置されていました

志津川町とモアイ像
志津川町とモアイ像案内文

チリ共和国との友好のシンボル モアイが渡ってきたまち!志津川町!

チリ共和国の西方約3,800km離れた南太平洋に浮かぶ絶海の孤島、イースター島。そこに立つ約900体もの巨大な石像、それが「モアイ」。いまだ謎の部分が多くチリ共和国を語る上で欠かせない古代文化である。

志津川町とモアイ像

昭和35年5月24日未明、南米チリ地震により発生した大津波が日本の太平洋沿岸に襲来し、志津川町内では死者
41名の犠牲者と家屋の流出312戸・倒壊653戸・半壊364戸・浸水 566戸、 農林水産・土木関係など被害額52
億円にのぼる壊滅的な大被害を被った。
 このチリ地震津波災害復興30周年記念にあたり、歴史的な大災害の教訓を後世に伝えて行くために、同じ被災国であるチリ共和国との友好のシンボルとして同国の国鳥コンドルの碑とイースター島の謎の巨石像モアイのレプリカを同国の彫刻家に製作を依頼し、チリプラザ(松原公園)に設置した。
 モアイは、 17,000kmの海を渡ってきた友好の使者であり、チリ共和国大統領からは、メッセージが贈られて
いる。

チリ共和国との友好のシンボル モアイが渡ってきたまち!志津川町! 
さわやか公園石碑

永久保存版・旧志津川町案内地図

旧志津川町案内図
志津川町案内図

公園内に設置されていた旧志津川町案内地図。撤去されたようなので、永久保存版ですよ^^

上から観光スポットを見てみましょう(一部スポットは写真を貼っていきます)

旧志津川町北部の見どころ

案内図上半分
志津川町案内図(上半分)
神行堂山
神行堂山
新成人者への戒め「花崗岩の巨石」
新成人者への戒め「花崗岩の巨石」
貞任山
貞任山
童子山
童子山

ひころの里(松笠屋敷、シルク館)

惣内山
惣内山


蔵王権現のけやき
チリプラザ(旧松原公園、今はない・・・)
昇仙の杜弥生公園/仙台藩養蚕の祖・山内善之丞の墓
菊の里(どこのことを指しているのだろう・・・)
大雄寺
アンモナイト
細浦魚竜

野島
野島

海水浴場(サンオーレそではまのことやね)
スポーツ交流村

歩いて渡れる洋上公園「荒島」
歩いて渡れる洋上公園「荒島」

朝日館

旧志津川町南部の見どころ

案内図下半分
志津川町案内図(下半分)
活況の志津川魚市場
活況の志津川魚市場


7000年前の歴史が埋もれる大平館遺跡
正鵠の森
保呂羽山(志津川地区)

保呂羽山(志津川地区)
保呂羽山(志津川地区)

ベイサイドマラソンコース(戸倉)
リアスの森
鳥の楽園野鳥の森
自然活用センター

保呂羽山(戸倉地区)
保呂羽山(戸倉地区)

松の王者 藤浜の傘松
竹島

椿島(天然記念物タブの木)
椿島(天然記念物タブの木)

天女伝説
海洋青年の家(現・自然の家)

ウミネコの繁殖地・松島
ウミネコの繁殖地・松島

神割崎キャンプ場/オートキャンプ場

南三陸の景勝地「神割崎」
神割崎に押し寄せる荒波の瞬間

まだ「南三陸町」が存在していない頃ですが、南三陸金華山国定公園が1979年3月に出来たので、南三陸という単語自体は存在していたのね

行山流鹿子踊発祥の地
天然記念物「イヌワシ」

「南三陸町志津川のみどころ」案内板

「ようこそ南三陸・金華山国定公園へ」(by宮城県三陸・金華山観光推進協議会)の案内板は町内にいくつかあるようですが、戸倉・さわやか公園に設置されていた「南三陸町志津川のみどころ」案内板はこちら

南三陸町志津川の見どころ
「南三陸町志津川のみどころ」案内板@さわやか公園

案内板に書かれている紹介文を書き起こしてみました

名勝「神割崎」(全国白砂青松百選)

志津川町と北上町の境にある風光明媚な岬。なぜ、このような奇妙な形の岩になったのか…といえば、その昔、村の境を争う人々に神様が岬を割り、その仲裁をしたという伝説があります。二つに割れた奇岩の間から太平洋の怒涛が流れ込む迫力は見ものです。

神割崎キャンプ場・神割崎オートキャンプ場

南三陸金華山国定公園特有のリアス式海岸を時間できるキャンプ場です。真っ青な海を眺めながら、磯遊び、磯釣り、バードウォッチングなど、思い思いのスタイルでキャンプが楽しめます。天気がいい日には、美しい朝焼けと漁火を見ることができます。売店やレストランをはじめ、シャワーやトイレも完備された気軽に楽しめるキャンプ場です。

志津川海水浴場「サンオーレそではま」(日本の水浴場88選)

良質の砂で造られた300mの人工砂浜、子ども達も安心して泳げる静かな渚、澄み切った海がどこまでも続き、目の前にはタブノキが繁る荒島があります。また、遊具等を砂得た海浜公園「荒島パーク」が隣接しており、家族連れで楽しめる観光スポットです。

ひころの里<松笠屋敷><シルク館>

志津川の偉人、山内甚之丞によって仙台藩養蚕の発祥地となった志津川。明治33年のパリ万国博覧会ではその高い品質に対してグランプリが贈られました。そんな養蚕の歴史がわかる「シルク館」の外に「ひころの里」には、もう一つの見どころ「松笠屋敷」があります。江戸後期に建設された郷士・須藤家の住まいでその造りは地方郷士の代表的な居宅として価値があります。

海の自然観察館(志津川町自然環境活用センター)

「海の自然観察館」では、磯での自然観察や海藻おしばなどが体験できます。紅や緑のカラフルな「海藻おしばな」づくりを楽しみながら、”海の自然”を学習できます。

現在のさわやか公園は・・・

現在のさわやか公園(2023年7月)
現在のさわやか公園(2023年7月)

その後、モアイをはじめ、震災前から設置されていた設備や案内板等は全て撤去され、パーキングエリアが再整備されるとともに、新たに「ラムサール条約湿地・志津川湾」をPRする案内板が設置されました。

さわやか公園の駐車スペース
かつて設置されていた案内板等は全て撤去
「ラムサール条約湿地・志津川湾」PR案内板
PR案内板

現地の案内文を書き起こしてみました

志津川湾は、「特に水鳥の生息地として重要な湿地に関する条約」 (通称: ラムサール条約) に基づき、国際的に重要な湿地に登録されています。

志津川湾

 南三陸町の海「志津川湾」は暖流と寒流が混ざり合う独特な海洋環境の中にあり、暖かい海と冷たい海に住むそれぞれの海洋生物が見られます。 特に、冷たい海に住むコンブの仲間「マコンブ」と暖かい海に住む「アラメ」の森が共に見られる世界的にも珍しい海となっています。

 海藻の森やアマモなどの海草(うみくさ)の草原は藻場(もば)と呼ばれ、 多種多様な海洋生物を育んでいます。志津川湾の藻場では、220種以上の海藻・海草類が確認されています。海藻・海草類以外にも600種以上の海洋生物の餌場や生息地となり、海洋の生物多様性を支えています。

 これらの貴重な環境や生物多様性の高さが世界的に認められ、2018年10月18日、志津川湾はラムサール条約湿地に登録されました。

ラムサール条約湿地 志津川湾(Ramsar Site Shizugawa-wan)

Shizugawa-wan:

Shizugawa-wan is located in the southern Sanriku Coast facing the North Pacific. The environment of the bay is affected by three well balanced sea currents, the nutrient rich Oyashio, a cold current, and Kuroshio and Tsugaru, warm currents, which bring warm water from the south. This is the reason for the bay’s extensive seaweed bed of two major and valuable Kelp species, Makonbu Saccharina japonica, that grows in the cold sea, and Arame Eisenia bicyclis, that grows in the warm sea. The bay has several islets such as Are and Tsubaki,along with rocky reefs, sandy silt shore and tidal flats on the coast.


More than 100 Brent Geese Branta bernicla nigricans, a national natural treasure classified as Vulnerable on the Red List by the Ministry of the Environment, Japan, winter here every year. In order to spend winter here, they need foods such as eelgrass and rocky reefs for resting. Fish-eating raptors such as
White-tailed Eagles Haliaeetus albicilla and Steller’s Sea Eagles Haliaeetus pelagicus also visit here to winter.

Ramsar Site Shizugawa-wan(English)

コクガン (Branta bernicla nigricans)

 志津川湾には多くの水鳥が越冬のため渡来します。その中でもコクガンは、 国の天然記念物、環境省と宮城県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に掲載されている希少種です。志津川湾では、毎年100〜200羽のコクガンが冬を過ごします。
 コクガンは首にある白い首輪のような模様が特徴で、アマモなどの海草やアオサの海藻を好んで餌とします。 餌を食べる時は頭だけ潜水するため、水面で逆立ちしているように見えます。

ラムサール条約湿地 志津川湾(Ramsar Site Shizugawa-wan)
さわやか公園 ここがポイント!!
  • 松原公園とともに、震災前から設置されていたモアイのひとつ
  • 津波で胴体の損傷はあったものの、流失を免れましたが、現在は撤去されました
  • モアイ以外にも震災前にあった案内板等も撤去され、現在は駐車スペースと志津川湾のPR案内板が設置されています

アクセス

気仙沼線BRT陸前戸倉駅の南東約1.5km、車で3分、徒歩でおよそ20分

(永久保存版)さわやか公園アーカイブ

旧さわやか公園の写真1(トイレ)
旧さわやか公園の写真2(トイレ)
旧さわやか公園の写真3
旧さわやか公園の写真4
旧さわやか公園の写真5
さわやか公園のモアイ像(西側・正面写真2)2014年3月23日撮影

この記事を書いた人 Wrote this article

きのぷー

きのぷー

2010年南三陸町初訪問。震災後もボランティア活動等を通じて地元との交流を重ね、2012年4月より「いいね!南三陸町」をスタート。町内各地を訪ねて見つけた町の魅力をお伝えして参ります。

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